東北支部セミナー 令和4年度「学生の目を社会に開く 大学によるエンゲージメントの新展開]
大学が、多様な関係者に対してどのように双方向的に関わっていくのかを問う、ステークホルダー・エンゲージメントへの関心が高まってきています。その背景には、日本をはじめとする世界各国で、政府が財政支出などの形で直接大学を支援する役割を縮小させ、大学自身が自立的発展のために、学生、産業、国際機関など多様なステークホルダーに直接働きかけ、双方向の連携のなかで新たな価値を生み出していこうと動き始めていることがあります。
大学にとって、第一のステークホルダーであり、大学コミュニティの主要メンバーであるのが学生です。そして、この学生もまた、高等教育への進学率が高まり、大学が成人学修者や留学生などの取り込みに積極的になるなかで多様化しています。さらに、新しい大学教育の姿として、学生自身が在学中に大学の一員として社会の様々な関係者と関わっていくことも増えてきています。
私たちは、大学によるソーシャル・エンゲージメントの新たな展開のためには、まず、学生の目を社会に開くことが必要と考えています。大学教育は誰のものか?何を目指せばよいのか?急速に変化しつつある高等学校での学び、社会と関わることで学ぶサービスラーニング、大卒キャリアの花形として注目を集めている起業の世界、それぞれの第一線を担う方々との対話の中で、学生の多様化の先にあるものを一緒に考えて参りましょう。
■日 時 : 2022年11月21日(月)14:00~17:00
■形 式 : Zoomを使用したウェビナー
■プログラム:
開会挨拶:大野 英男(東北大学総長、IDE大学協会東北支部長) (5分)14:00~14:05
趣旨説明:米澤 彰純(東北大学国際戦略室副室長、教授) (10分)14:05~14:15
基調講演 (30分)14:15~14:45
「翻弄を跳ね返す学生:大学と企業の攻防の狭間で」
吉田 文(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
休憩 (10分)14:45~14:55
講 演1 (20分)14:55~15:15
「高校生は、今、世界をどう学び、大学教育に、何を求めているのか?」
小川 幸司(長野県蘇南高等学校校長)
講 演2 (20分)15:15~15:35
「サービスラーニングで国際社会とともに学ぶ学生たち」
西村 幹子(国際基督教大学教養学部教授、サービス・ラーニング・センター長)
講 演3 (20分)15:35~15:55
「ベンチャー企業からみた日本の大学教育」
高橋 修一郎(株式会社リバネス代表取締役社長COO)
休憩 (10分)15:55~16:05
パネルディスカッション(登壇者全員) (45分)16:05~16:50
ディスカッサント 濱中淳子(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
閉会挨拶:滝澤 博胤(東北大学理事・副学長) (10分)16:50~17:00
司 会:黄 梅英(尚絅学院大学副学長、教授)
新見 有紀子(東北大学高度教養教育・学生支援機構講師)
■申し込みフォーム ↓
申込み締切:2022年11月16日(水)
https://www.ihe.tohoku.ac.jp/CPD/events/pd221121/