ヒト・モノ・カネ・情報が国境を越えて行き交うグローバル化が進展する中、時代や社会の変化に主体的に対応すべく、わが国の大学は教育・研究の両面において国際化していくことを求められています。
大学の国際化に向けた取り組みの主たる目的は、大学間あるいは国家間の国際的な「競争(competition)」において優位を占めることにあるといえるでしょう。一方で、大学やその構成員が国や地域を越えて互いに手を携え、ともに何かを創造していこうという、いわば「協創(collaboration)」による成果も期待されます。
たとえば、外国人留学生の誘致が出身国の教育との接続や学位取得後の支援までを射程に入れておこなわれる場合、大学の学生募集戦略といった範疇を超え、共生社会の実現に向けた有効な手段となる可能性も秘めています。
本セミナーでは、基調講演を通じて大学の国際化の現況や諸課題について共通理解を得たのち、日本留学の経験を持つ外国人教員、国際共同プログラムや海外教育協力プログラムの担当者など、それぞれの立場の方からの話題提供を踏まえて、大学の国際化をめぐる2つの「きょうそう」について議論を深めていきます。
皆様のご参加をお待ちしています。
日 時:令和6年11月18日(月) 14:00~17:35
会 場:京都大学国際科学イノベーション棟5階 シンポジウムホール
(京都市左京区吉田本町 京都大学吉田キャンパス本部構内)
※Zoomウェビナーによるライブ配信も行います。
対 象:どなたでもご参加いただけます。
プログラム:
開会の挨拶
國府 寛司(京都大学理事(教育・学生・入試担当)・副学長)
基調講演・話題提供
司会:山口 洋典 立命館大学共通教育推進機構教授
・基調講演「高等教育の国際化を考える ~10年前と150年前のそれぞれの視点から」
庄司 祐介(文部科学省高等教育局参事官補佐(国際担当))
・話題提供1 ”Know Thy Impact: Raising the Value of Japanese Education Through Collaboration and
Evidence-Based Education”「汝の影響を知れ:協創と根拠に基づいた教育を通じて
日本の教育の価値を高める」
Francesco Bolstad(奈良県立医科大学医学部教授)
・話題提供2 「立命館における取り組みについて(仮題)」
中戸 祐夫(立命館大学副学長・国際部長・国際関係学部教授)
・話題提供3 「国際キャンパス奈良の形成をめざして」
松永 光代(奈良国立大学機構奈良女子大学准教授)
全体討論
司会:山田 礼子 同志社大学社会学部教授
討論者 基調講演・話題提供者全員
参 加 費:無料
参加申込方法:
要事前申し込み
・以下の申込URLからお申し込みください。
https://forms.gle/fpgjUE8Q44UGgnag6
・申し込みいただいた方には、後日、電子メールにてZoom接続URLをご案内します。
申込締切:令和6年11月11日(月)
連絡先:
京都大学広報課気付 IDE大学協会近畿支部事務局
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
TEL/(075)753-2070 FAX/(075)753-2094
E-mail/ ide_seminar@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
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